森の食堂 ア・ラ・カルト

フランスの片田舎で、四季の食材を使った料理を楽しみながら、森の動物とネコ達と暮らす日々を綴ったブログです。

2018.06.18.Mon

温暖化の影響で増えてきた外来種の虫たち

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虫の被害にあった庭園の木

ガーデニングの楽しみは植物を育てるだけでなく、蝶やハチ、バッタや野鳥の鳴き声や姿を見かけるのも、大きな楽しみのひとつですが、益虫と言われる虫ばかりではないので、害虫とも上手く付き合っていかざるをえません。

近年の温暖化の影響で、もともとアジアや南仏にしか存在していなかった虫たちが、パリ近郊にも増え始めていて、西洋ツゲの垣根を食い荒らす毛虫ツゲメイガ(pyrale du buis)、ローズマリーの葉を好んで食べる小さなコガネムシのような虫(Chrysomèle du Romarin) 、松の木に生息して、人や動物が触ると皮膚がただれてしまう毛虫(Processionnaire)、日本ではおなじみの縞模様のヤブ蚊など、どれもフランス国内に(またはフランス中北部)に生息していなかったが、徐々に繁殖し始めて問題になってきています。

中でも日本、中国、韓国から来たと言われている、ツゲメイガという蛾の幼虫は、西洋ツゲの木に卵を産みつけ、その幼虫が葉を食い荒らして木を枯らしてしまうので、大きな問題になっています。

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(写真はおかりしたものです)
フランスのほとんどの公園や庭園で見かける西洋ツゲは、何年も時間をかけてゆっくりと成長していきます。ところがツゲメイガの被害にあうと、あっという間に綺麗に剪定された木が惨めな姿になってしまいます。


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(写真はおかりしたものです)
底なしの食欲で、西洋ツゲの葉を食べて枯してしまうツゲメイガの幼虫
ツゲの木の中に潜んでいるので、見つけるのが厄介な毛虫


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もともとフランスにいるパピヨン.フランベ(papillon flambé)という蝶。
(写真はおかりしたものです)

ところが益虫や綺麗な虫は大事にするというのですから、人間とは本当に身勝手なものです。


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フェンネルの葉を好むパピヨン.フランベの幼虫。
元気に育ってね♪


うちの庭は農薬等を使ってないので、毛虫やナメクジ、カタツムリが葉を食い荒らしていると、手で捕まえてどこか遠くに放り投げたり、鳥の餌になるような場所に置いておきます。でもよく見てみると、害虫と言われる虫もおっとりとした動きで可愛かったりするので、駆除するのも心が痛みます( ノД`)。実際、地球上のどんな生き物より人間ほど地球環境を破壊し、汚している生き物はいないので、多少の虫たちの悪さは多めにみることにしています。(ただ、度を越すとさすがに腹が立ちますが・・苦笑)





2018.06.09.Sat

春から夏へ

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6月に入りいよいよ夏の様相に変わってきました。家の中の気温はそれほど高くありませんが、太陽の下に出ると、ジワジワと肌に暑さを感じます。我が家のネコ達は気だるそうに、それぞれ好きな場所で横たわり暑さをしのいでいます。


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今まで樽の中に1匹しかいなかった金魚が、冬を越し春になると3匹に増えていました。えっなんで?(゚△゚;ノ)ノ 増えた二匹の魚は2cmほどの小さな黒い金魚。いったい何が起こったのか、思い当たるまでにしばし時間がかかりましたが、おそらく去年の夏にホームセンターで買った水草に卵がついていて、それが孵化したのかもしれません。まさか来年になったらさらに増えてるとか・・。



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春に3つ、新たに鳥の巣箱を設置しました。ただ設置した時期がちょっと遅かったのか、使われた形跡がありません。ヘビや猫、リスが来ないよう、向きや日当たりも考えて友達が取り付けてくれました。今の時期は巣立ちした子供たちが、母鳥の後を追いかけて回る姿がみられます。体を丸く膨らませて母鳥に餌をねだる姿がとても可愛いです。


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先週末に、家禽類を飼っている人のお宅へ行ってきたのですが、ちょうどアヒルの雛が孵ったばかりでした。このニワトリはとても面倒見が良いので、アヒルの卵を温めて孵化させたそうです。生まれたアヒル達はニワトリが母親だと思っているのでしょう。ピヨピヨと鳴きながらニワトリを追いかけていました。アヒルの雛は本当可愛いですね(-∀-)


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鹿さんを見られるのは嬉しいのですが、来るたびに鳥の餌箱をひっくり返し、庭の土を掘り起こして行きます。アジサイの花やノワゼットの若葉も食べてしまうので、写真のように金網で囲ってあります。


今朝はどんな花が咲き始めたか、蕾は昨日より膨らんでいるか、蒔いた種の芽が食べられていないか、昨夜はどんな生き物が訪れたのか、夜に起きたことに想像を巡らせ、観察しながら毎朝庭を見て回るのが、この季節の何よりの楽しみです。




2018.06.02.Sat

エッフェル塔

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4月のことですが、甥っ子夫婦が遊びに来た時に、フランスに来て初めてエッフェル塔に登りました。パリは高層ビルが少ないので、上から見た街の印象は意外とスッキリしていて、パリの中心を流れるセーヌ川と木々のみどりが、街の美しさを引き立てているような気がします。でも、もっと緑があるかと思ったらそうでもないような・・千葉ポートタワーからの眺めとそう変わらない(苦笑)。展望デッキは柵で囲われてるだけなので、上から物を投げれば落ちてしまう危険性もあります。まだシーズン前でしたが、世界中から集まる観光客で混雑していました。


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シャンドマルス公園


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120年前に作られたエレベーターが、今でも当時と同じ仕組みで動いているそうです。



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近年、何度かあったテロの影響で、以前は普通にエッフェル塔の下を通過できたのが、今はもうできなくなりました。塔の建つ敷地内に入るのにも入念な手荷物検査が行われていて、これからも続くようです。



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ひとりひとりの努力の積み重ねが、歴史を築いていく。
写真をみてそう感じました。



2018.05.26.Sat

5月の庭

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5月も終わりに近づき、庭の花々もだいぶ賑やかになってきました。今年の春は雨が少なく、よく晴れた日が続いているので、乾燥を好む植物がよく育っています。
以前はガーデニングと言っても鉢植えでばかり育てていたのですが、2014年あたりから雑草ばかり生い茂っていたところを開拓し「庭」と呼べるような場所を新たに作り始め、徐々に地植えの植物を増やしていきました。

どうも私は青い花が好きなようで、自分の好みの花ばかり集めていると青い花ばかりになってします。咲く時期、育ったときの大きさ等いろいろ考えながら植えていますが、簡単ではありません。1年経って植えたものを違う場所に植え直したり、花だけでなく葉の形や色も考え、試行錯誤しながら地植えしていくのも楽しいです。



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虫のホテルもだいぶ需要があるようです。

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大好きな香りのカレープラント


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ユーフォルビア


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赤い色がとても鮮やかなケシの花。毎年たくさん咲いてくれます。


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毎年、一輪咲くか咲かないかというアヤメでしたが、
今年は10輪以上咲いてくれました。


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セージ


最近は、夕暮れ時に(今は日が長いので9時〜9時半頃)外に出て、何をするわけでもなく庭を眺めているのが好きです。朝夕に感じる濃い緑の匂いを嗅ぎながら、鳥の鳴き声と虫の音を聞いていると、子どもの頃に父の実家で夏休みを過ごした時のことを思い出します。草木が呼吸をした空気を吸っていると、それだけで体の中が浄化されるような気がしてきます。


2018.05.19.Sat

航空博物館

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先月4月の初旬のことになりますが、家の近くのローカルな空港に隣接してある、飛行機の博物館に行ってきました。
そこに置いてある飛行機は、第一次世界大戦中に使われた複葉機から、第二次世界大戦中の爆撃機まで様々な飛行機が展示されています。
これらの飛行機のほとんどが、戦争が起きた事によって開発、発展してきたことを思うと、なんとも皮肉な話だなと感じずにはいられません。
木と布でできた飛行機が飛んでからわずか100年で、今では空を飛べる事が当たり前になっているのですから、人間の知恵と創造する力はすごいなと感心します。


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よくこんなに細い翼間支柱(翼と翼の間にある木の支柱)で空中分解しないものです。開戦当初は主に敵地を偵察するのが目的だったらしいので、機体は武装していません。


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ひとつひとつ部品も手作りされていたのでしょうから、今となっては大変価値のあるものです。少し時代が進むと機関銃が装備され、空中戦が繰り広げられるようになったそうです。


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Bristol F.2B

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空港脇にあるレストラン



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間近でみるとかなり迫力があります。航空力学などの専門知識が全くない私から見ると、こんな鉄の塊がよく飛ぶものだと不思議になります。B-17


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実は5月19、20日の二日間、この空港でエアーショーが開催されました。家から3kmほどのところにあるので、ショーの出番を待つ飛行機が大きな音をたてながら家の上空を幾度も通過していきます。
ショーの中には真珠湾攻撃を演出したものもあり、当時のプロペラ機が編隊を組んで通過するのを見ると、当時の日本の人たちもこうやって出撃する若者たちを見送ったのだろうかと思ったりしました。飛行機が破壊を目的に上空を飛び回る日が来ないよう祈るばかりです。




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