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森の食堂 ア・ラ・カルト

フランスの片田舎で、四季の食材を使った料理を楽しみながら、森の動物とネコ達と暮らす日々を綴ったブログです。

2023.05.28.Sun

初夏

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昨日から気温が上がり始め、今日の最高気温は27℃。
柔らかい春の日差しから、夏の強い日差しに変わってきました。

あとひと月経てばバカンスの始まりですが、コロナ禍の反動からなのか、
すでに観光地はどこも多くの観光客で賑わっているようです。




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刈った草の上で巣籠もりするネコ。
草の匂いのするベットは気持ち良さそう。




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目にも鮮やかなアヤメの花も、そろそろ終わりを迎えます。
この花と入れ替わりに百合の花が咲き始めると、いよいよ夏の始まりです。

本命のいない今年の全仏オープンを制するのは誰になるのか。楽しみです。


2023.05.17.Wed

ボウボウに伸びた草刈り

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このところ毎日庭仕事に勤しんでいたので(といっても100%雑草刈り)、その後に疲れきってしまいブログを更新する気になれませんでした。そもそも週一程度の怠けたブログ更新だったのが、気が付いたら2週間近く経ってしまいました(汗)。


本来なら庭の草丈が30cmくらいになったところで、妻がゴーカートのような芝刈り機に乗ってガガガーーーと刈ってしまうのですが
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ガガガッーー


妻の体調がイマイチなのと、最近になって雨→晴れ→雨→晴れという天気が続いてしまい、気がつけば健康優良児のように雑草が伸びまくってしまいました。
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元気✨


こうなると世界のクボタでもホンダでも上手く刈れなくなってしまうので、大雑把でも一度草丈を短くする必要があります。
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とりあえず刈る



さすがに鎌ではやってられないので、バリカンの親玉のようなハンディータイプの草刈り機を使ってチマチマとやるのですが
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カシャカシャカシャ



庭が無駄に広いので焼け石に水。
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ジュ〜



私の場合、車椅子に乗った状態でやるので、片手しか使えないしまるで捗らない・・。
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ニワトリがいると地面にいる餌を探すついでに、足でワシャワシャとやってくれるのですが
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猫は居ても何の役にも立たない・・。
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ダラ〜ン


レンタルでヤギか羊に来てもらい、草を食べてもらえないだろうかと真剣に考えています。
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草刈りを庭師さんに頼むとバカ高くなってしまうので、結局はアルバイト的に誰かに頼むことになるのでしょう。
暑くなる前になんとかしなければ!





2023.05.05.Fri

マリニエール

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ココ・シャネル

今ではどこでも見かける青と白のボーダー柄のシャツ。マリニエールというフランス海軍のユニフォームで、フランス北部の漁師服でもあります。義父に初めて会った時、このシャツを肩に羽織っていたのを覚えています。

現代では普通のカジュアルなシャツとして知られてますが、歴史を遡ると中世の頃には、このシマシマの柄は悪魔的な意味があり、犯罪者や死刑執行人、狂人、娼婦が身につけるものだとされていて、動物のシマウマも悪魔が作り出した生き物とされていたそうです。マリニエール(marinière)


それ以来、囚人や貧しい人が着る服の柄という、あまりいい意味合いを持つ服の模様ではなかったらしいのですが(そういえば、第二次世界大戦中に強制収容所でユダヤ人に着せられていた服もシマ柄の服でした)さらに現代に近づくにつれ、有名人や芸術家がボーダー柄のシャツを着るようになり、今ではごくありふれた服の模様になっていったようです。


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今年85歳になる義父(写真は5年前のもの)


縞模様の青い部分は幅1cm、白い部分は2cm幅で、腕の部分は14本、胴の部分は20本の縞といった決まりもあるそうです。


以前、ユニクロで買ったマリにエールの服をたまたまタンスから出したところ、妻がこの服の逸話を話してくれたので、ついでに調べてみました。




2023.04.29.Sat

クック〜

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最近、朝夕にカッコウの鳴き声をよく耳にします。日本ではカッコウですが、こちらではクックー(coucou )と呼ばれていて、繁殖期によく聞く鳴き声だそうです。森に反響する鳴き声を聞いていると、のどかでいいなぁと思いますが、他の鳥の巣に卵を産みつけて自分の子供を育てさせるという習性があるらしく、しかも孵った雛は親鳥を独占するために他の雛を巣から落としてしまうというのですから、驚くというか呆れるというか、生きるためとはいえそんなずる賢さが生まれたばかりの雛に備わってることに驚くばかりです。

自分の種族を残すために見つけた活路が、この世に存在する生き物の数だけあるのですから、生命ってすごいなぁと思わずにはいられません。


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年が明けたと思ったら4月も終わり。日本はゴールデンウイークに突入ですね。5月1日は女性にスズランをあげる日になっているので、毎年スズランが出てくる場所に探しに行ってもみようかと思います。




2023.04.20.Thu

水道管からの水漏れを発犬!

何度もブログで触れていますが、フランスは去年に引き続き今年の夏も干ばつに見舞われると予想されていて、国を挙げて節水をするように呼びかけられています。

夏になると花壇への水撒きや車の洗車の禁止、時にはプールも使用禁止になったりします。頻繁に起こる山火事の時の水不足も心配ですし、地下に埋められた古い水道管からの水漏れも大きな問題になっています。

どこかで水漏れが起こっている事がわかっても、全ての地面を掘り返して探すわけにもいきません。

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そこで、そんな水漏れを発見するために、犬が活躍しているというニュースが報じられていました。

麻薬やコロナウイルスを探知する犬はよく知られていますが、地下の水道管の漏れも発見するんですね。

漏水探知機というハイテク技術で場所を特定するより、犬を調教して探させるという発想もすごいですけど、それより何より水漏れを探し当てるワンコの嗅覚恐るべし。


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古都ローマではパリの非にならないほど、古い水道管からの漏れがひどいということです。

水が豊富な日本で水が枯渇するという事は考えにくことですが、これからは今までのような水の使い方はできないと考えるべきかもしれませんね。

温暖化の影響による10年、20年後の私たちの生活は、想像を超えるものになってるのかもしれません。



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