森の食堂 ア・ラ・カルト

フランスの片田舎で、四季の食材を使った料理を楽しみながら、森の動物とネコ達と暮らす日々を綴ったブログです。

2014.05.18.Sun

山羊チーズ、細ネギとちょっぴりニンニク Fromage de chèvre frais à la ciboulette

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このところ晴天続きのこの地方。雨が嫌いという訳ではありませんけど、やっぱり晴れたこの季節の太陽というのは気持ちのいいものですね。

庭のハーブも元気に育って、数年前に育て始めたシブレット:ciboulette(英:チャイブ)もあちこちこぼれたタネから芽を出しています。
先日の買い物で、山羊のフレッシュチーズを買ってきてあったので、ここはシブレットにちょっとだけニンニクと玉葱のみじん切りを混ぜた簡単チーズを作ってみました。

山羊チーズも好き嫌いのあるチーズかもしれませんが、フレッシュの山羊チーズはクセも少なく、微かな甘みもあって食べ易いと思います。

花が咲き始めて間もないシブレットの花は、シャリシャリと食感もよく葱の風味がして美味しく食べられますので、もし自宅の庭に花が咲いているようでしたら、冷や奴の上にでものせて食べてみて下さいね。


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材料はシブレット、パセリ、ニンニク(みじん切りで小1/4程)、玉葱(みじん切りで小さじ1程)、黒胡椒です。パセリはなくてもいいですし、その他お好きな香辛料やハーブを入れてもいいと思います。


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・ボウルのチーズ(200g)を入れ、ニンニクと玉葱のみじん切り、胡椒を入れてヘラなどでよく混ぜ合わせます。

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・セルクルに半量の混ぜたチーズを入れ、パセリのみじん切りを薄くしき、平らにならします。

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・残りのチーズを上に詰めて、平らにならしシブレットのみじん切りをのせて、ちぎった花を散らします。
丸型のセルクルですが牛乳パックの紙をハサミで切って、丸めて作っている方がいらっしゃいました。なかなか良いアイデアですね♪

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この手のニンニクやハーブを入れたフレッシュチーズは市販のものでも見かけますが、安上がりに家庭でも似た様な味が出来ると思います。
日本ではフレッシュの山羊チーズは、どこででも買えるというものではないので、それよりちょっと固めですがフィラデルフィアのクリームチーズに少し塩を加えて代用できると思います。シブレットはアサツキや万能葱が代わりになりますので、これらを混ぜて作ってみてはいかがでしょう。
※追記ですが、日本で買えるチーズにKiriというクリームチーズがあります。羊チーズとは味がちょっと違いますが、とても美味しいクリームチーズですのでこちらをお薦めします。どこにでもあるかどうかはちょっと・・ですが。(調べたらKiriからもハーブガーリックというチーズが出ていました、それを買った方がはやいかも・・

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レシピブログを通じてお友達になりました、ひぃろさんがセルクルを使った豆腐に明太子をのせて、鶏肉を挟んだまるでケーキのような豆腐のミルフィーユ仕立てという素敵な一品をお作りになっていました!こちらが→ひぃろさんのブログ

ひぃろさんは、非常に丁寧で分かり易い解説つきで料理を紹介して下さっています。晩ご飯のおかずになるヒントもたくさんありますので、是非一度ご覧になってみてください♪







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2013.02.05.Tue

北のチーズ、南のチーズ。2.

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昨日に引き続きフランスのチーズ、今日はコルシカ島のチーズ、ブローッチュです。柔らかな羊のフレッシュチーズで、塩味もなくヨーグルト感覚で食べられるクセのないチーズです。
ブローッチュというのはフランス語じゃありませんね。おそらくコルシカで使われているコルシカ語だと思います。

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コルシカ島はイタリアかと思われがちですが、今はフランス領です。場所はだいぶイタリアよりですね。
(コルシカ島、検索してみてください。うっとりしちゃうような所です)
イタリアマフィアの根城とされてることでも有名なんです。マシンガンで人が殺された、なんてニュースもありました。


古くからここに住む島民と、新しく島に住み始めた人達とのいざこざがたえず、先日もここでヴァカンスを過ごすお金持ちが建てた別荘が、留守中に何件も壊されてしまうという事件もありました。


そんなことを聞いてると、なんだか随分物騒なところのような気がしますが、一年を通して温暖なところで、フランス人が是非住んでみたい憧れの島でもあります。フランス人でなくても行ってみたいですよね。
周りをきれいな海に囲まれた、それはそれは素敵な所らしいです。

朝は市場に買い物に行き、午後はのんびり釣りをして、夜は友達との会話を楽しむなんて、そんな日々を過ごしてみたい・・


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ーザル豆腐ってこんなんでしたよねー

このチーズ、羊と聞くとクセがありそうですが、全然ないのでそのままでも風味があって十分美味しいです。
その風味を壊さないように、少しのさとうきび糖と卵、レモンの皮とジュースを混ぜて、生地のない簡単チーズケーキを焼いてみました。
家で育てていたレモンを摘んで、荒めに皮をすりおろしてみたら、なんとレモンの香りの素晴らしいこと。。
甘さもかなり抑えたので、とても食べやすいものになりました。

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フレッシュチーズのホットケーキみたい。

日本にいる時は高価な(高価になってしまう)フランス産のチーズを無理に使ってましたが、今では日本にも国産の美味しいフレッシュチーズが存在すると思います。たぶん・・(このブローッチュ、フランスで3〜4百円)ものすごく簡単にできてリッチな味わい。。
もし安くて美味しそうなフレッシュチーズを見つけたらお試しください。







 今日のねこ・・

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2013.02.05.Tue

北のチーズ、南のチーズ。1.

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Pont-l'Évêqueーポンレヴェックー

今日と明日はフランスで作られる北はノルマンディーのチーズと南はコルシカ島で作られるチーズをご紹介です。
ノルマンディーのチーズでは以前カマンベールをやりましたね。
もっともそんなにチーズには詳しくないので、自分で食べてみた感想みたいなもんです。

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ポンレヴェックってとっても綺麗な村なんですよな〜んて、行った事ないんですけどね・・写真で見ました。知ったかです。

以前にも一度どこかで言いましたが、フランスは街や村の景観を保つために、なんでもかんでも好き勝手な建物を建てることが法律で禁じられています。

ノルマンディーにはノルマンディーの土地にあった家や建物。プロヴァンスにはプロヴァンスの。と言った具合にほぼ決まっています。


建ててしまってもいいのですが、建てた後に裁判でこの建物はダメなんてことになったら、もうそれを建て壊すしかなくなってしまいますから、はなからそんな事しない方がいいですよね。

あちこち看板を置く事も禁じられているので、そのおかげでフランスはどんな田舎に行っても昔ながらの綺麗な景色を見ることができるんですね。スバラシイ
日本も綺麗なんですけど、結構なんでもありみたいなところがありますから、ちょっと残念です。


このポンレヴェックというチーズですが、前回紹介したカマンベールと同様、ちょっとクセのあるチーズです。
知名度はカマンベールほどではありませんが、やはり世界的に有名なチーズですね。
くさいチーズでも平気な妻でさえ、熟成したこのチーズは食べられません。。どんだけ臭いの・・
写真のチーズはまだまだ若いです。

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塩水で洗いながら熟成をさせていくチーズで、ウォッシュタイプというチーズですが、アルコールで洗うウォッシュタイプのチーズもあって、例外にもれずほとんどクセのあるチーズが多いです。

こういったクセのあるチーズは赤ワインと合うのはもちろんですが、これも以前「ポワラーヌ」で紹介したライ麦で作られた酸っぱいパンに良く合います。
チーズのおかげで安い赤ワインが美味しく感じますから私にはちょうどいいです。うちの奥さん高いワインは絶対買ってきませんから。普段は4ユーロ(五百円)くらいのワインをたまに飲んでます。

フランス人は酒飲み対して良いイメージは持っていません。お酒の味にうるさいのではなくて、お酒を飲み過ぎる人にうるさいです。
「わたし、お酒好き」とは絶対に言いません。「お酒が好き」イコール半分アル中みたいな目で見られるので、もしフランス人と仲良くなっても、簡単にお酒が好きなんて言わない方がいいです。ホントに。


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 今日のねこ・・

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2012.12.26.Wed

Camembert de Normandie AOCーカマンベール AOCー

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今日はチーズの王様的存在。カマンベールチーズのお話を。私が言うとつい「かまんべ〜る」になってしまうのですが、「かまんべ〜る」ではありません、正しい発音は「コモンベール」らしいです。

え?いえいえ違います,「こうもんべーる」ではありません(*0*)/ それだとまた別なものになってしまうので気をつけて下さい。。

カマンベールがどんなものかは、もうみなさんご存知だと思います。牛の乳で作られる代表的な白カビチーズです。
どうしてこんなに有名になったのかというと、雪印さんがずいぶん前にクセのないカマンベールを世に売り出したおかげだと思われます。

でも、フランスのAOCカマンベールはそんなクセのないチーズとは違います。非常にクセのあるチーズでして、あるフランスの詩人が「神の足よ!!」と嘆いたとか嘆かなかったとか・・そのくらい臭い・・ではなく香り高いチーズ。
フランス旅行のお土産にするならブリーチーズの方が食べやすいです。雪印のカマンベールに少し似ています。

AOC,アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(Appellation d'Origine Contrôlée; AOC)は、フランスの農業製品、ワイン、チーズ、バターなどに対して与えられる認証であり、製造過程及び最終的な品質評価において、特定の条件を満たしたものにのみ付与される品質保証である。
ーウィキペディアよりー

要するに「良いものですよ」ということですね。

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ノルマンディー地方にはカマンベール以外にも世界的に有名なチーズがいくつかあります。
一年を通じて雨がよく降り、牧草がよく育つことから酪農に向いている地方として栄えてきました。


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フランスのAOCカマンベールは無殺菌乳で作られているので「熟成」をしますが、日本で作られているカマンベールは殺菌乳を使っているので、「熟成」をしません。

フランスに来る飛行機内の食事で、よく銀紙に包まれたカマンベールがでてきますが、あれはまだまだお子ちゃまです。
熟成したものは、それこそ牛小屋の匂いがプンプンするような強烈な芳香で、出しっ放しにすると部屋中カマンベールの匂いが充満してしまいます。塩分もやや強めです。


話は少しそれますが、私も何度かノルマンディーには行ったことがあります。パリから200kmほど北上した所にありリンゴの栽培が盛んで、シードル(リンゴの発泡酒)やカルバドス(蒸留酒)でもよく知られてます。映画「史上最大の作戦」や「プライベートライアン」でも有名ですね。




写真はノルマンディー上陸作戦で使われたビーチ付近のものです。

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海岸付近には連合軍が上陸できないように監視をしていたいくつもの「トーチカ」が、壊されないまま残っていました。
大砲も近くで見るとかなり大きいです。壊されないというより、壊すことができない、と思えれるほど頑丈な作りです。



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実際に作戦で上陸していったのは平坦なビーチではなく、この写真の遠くに見えるような絶壁を登っていったようです。
ここは今、戦争博物館のある観光地になっています。


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「血のビーチ」と呼ばれた海岸線。私がここに行ったのが、ちょうど作戦が行われた6月初旬だったのですが、海水は井戸水のように冷たかったです。



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ビーチのあちこちに上陸で使った「浮かぶ橋」が残っていました。



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ビーチに砲身をむけて置かれていた連合軍の「シャーマン戦車」。




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ノルマンディー地方、カマンベール村で作られるカマンベールチーズ。今はのどかな田園風景がある所ですが、私たちが想像もできないような歴史が、この味と香りに隠れているのかもしれません。
フランス旅行に来た際は、ぜひ本物のAOCカマンベールを味わってみて下さい。



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 今日のねこ・・

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