2016.03.30.Wed
古いアパルトマン
写真の建物はパリでよく見かけるオスマン式のアパルトマン。古いアパルトマンは天井も高く、部屋も大きめに作られているので、ゆったりと暮らせるところが利点ですが、多くのオスマン式アパルトマンの場合、定員が2〜3人という非常に小さなエレベーターが、時として厄介な事があります。ほとんど車椅子は入りません。私の場合、友達の家に行く時にも、お医者さんに行く時にも、行ってみたら入れなかったという事にならない様、事前にチェックが必要です。
実はこのアパルトマンが建てられた頃は、住宅用のエレベーターがまだ普及していなかったので、階段しかありませんでした。しかし、徐々に近代化するに従って、狭いところに無理やりスペースを作り、そこにエレベーターを取り付けたので、仕方なく極小のエレベーターになったんだとか。
そういう事情で、引越しなどの際に小さなエレベーターは使えませんから、外に面した窓から大きな家具やベットを出し入れするのが、古いアパルトマンでは、一般的になっているようです。