森の食堂 ア・ラ・カルト

フランスの片田舎で、四季の食材を使った料理を楽しみながら、森の動物とネコ達と暮らす日々を綴ったブログです。

2016.09.30.Fri

ビニール袋から紙袋へ

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スーパーでレジ袋を配らなくなってからしばらく経ちますが、今年7月からレジ袋だけでなく全ての使い捨てのビニール袋の配布が禁止になりました(薬局や果物屋など、全ての一般小売店も同様)。フランスでは野菜や果物はほとんど量り売りなので、スーパーなどでは自分で欲しい分だけビニール袋に入れてレジで会計をしていたのですが、そのビニール袋も使えなくなったので(再生が可能な袋は別)これからは主に紙袋を使用するようになるようです。(100%再生可能なものに切り替えるのが目的)
こういった紙袋はなんとなくノスタルジックな感じがします。通気性もあるので、中が蒸れて臭くなることもなさそう。


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ビニール袋による環境汚染で、他にどういった記事があるか検索していると、ある記事に目が止まりました。
12歳と14歳、姉妹の熱意に州知事が動いた!バリ島「2018年までにレジ袋撤廃」へ。「大人たちが動かないなら、自分たちが動こう!」
バリ島でもビニール袋やプラスチックゴミによる環境汚染が問題になっていて、それを危惧した子供達の呼びかけで、州知事が2018年までにレジ袋撤廃を“約束”したというものです。

妻の友人で「地球環境を守る子供を育成する活動」をしている女性がいるのですが、どうして小さな子供たちに地球の環境を尊重すべきかを教えるのかというと、”大人に地球環境改善の話をしても手ごたえがない。子供たちが親に環境への配慮を促した方が効果がある”というのをこのバリ島で立ち上がった女の子の記事を読んで思い出しました。





2016.09.26.Mon

花の市場

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今週末、とあるシャトー(Saint-Jean de Beauregard←ホームページ)で開かれた
花の市場へ行ってきたのですが、初日の金曜日にもかかわらず大勢の庭好き花好きの
人たちで賑わっていました。(夕方6時閉店まじかなので人もまばらです)



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畑に入ると溜めた水に浮かべた綺麗な花々が、
訪れた人たちを出迎えてくれます。



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この城にはフランスの庭の中でも最も美しいものの一つと言われる
ポタジェ(野菜畑)があり、普段から多くの観光客が訪れるようです。
私の写真のウデではその野菜畑美しさが半減ですが・・(ノД`)



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一昨年、別の花の市場で濃いモーブ色のアジサイに出会って以来、
アジサイファンになってしまったのですが、開花して間もない花よりも
秋になって深みのある紅色に変色したアジサイの方が好きです。
(フランスの土はアルカリ性なので、赤い色の花ががほとんどです)



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庭を豊かに演出をしてくれる”庭グッズ”も充実しています。



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朝晩のひんやりとした空気が心地よい季節になりました。
多年草の植物を植えるには丁度良い季節です。
初霜が降りる前にダリアの球根を掘り出さないといけません。








2016.09.22.Thu

古い車は走れません

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車体の横に”TUKTUK"と書いてありました。トゥクトゥク。
東南アジア、南アジアの方で使われているオート三輪車だとか。
このところ街で見かけるようになりました。



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CITROËN TYPE HZ シトロエン 
このタイプの車も時々見かけます。



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パリでは大気汚染が深刻な問題になりつつあります。去年の3月には北京の空気よりもパリの空気の汚れが酷いという事態にもなりました。それを受け今年2016年7月からパリでは1997年以前に製造された車が走行禁止になりました。(オートバイは2000年以前に製造されたもの)
パリの空気の汚れの大半はディーゼル車の出す排気ガスが原因とされているため、”空気を汚す古い車は街で走らせない”というものです。

ところが古い車を大事に修理しながら乗る人も多いフランス。クラシックカーを所有している人たちいったいはどうなるんだ?ということになったようですが、年代物のクラシックカーは除外されることになったのだとか。どこからがクラシックカーでどこからがそうでないのか、そのあたりの線引きは難しそうですが、このトゥクトゥクや1949年に製造されたシトロエンはどうやら走行できるようです。
現パリ市長はこういった環境改善の規制に関してかなりシビアで、これから年々規制が厳しくなり2010年より後に製造された車だけ走行できる日もそう遠くないようです。








2016.09.19.Mon

人参の葉でジェノベーゼ

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昭和の頃、人参嫌いの子供は以外と多かったように思います。私も生では食べられませんでした。
ところがいつ頃からか、お店で売られている人参から急にクセがなくなりとても食べやすくなりました。おそらく品種改良されたのでしょう、甘みのある生でも食べやすい人参になりました。

そんなクセのない人参に慣れたまま数十年が経ち、ここにきて有機野菜を作る農家のトマさんの昔ながらの人参に出会い「そういえば、こんな味だったなぁ」と子供のころの記憶が蘇ってきています。葉からはさらに人参らしい香りがします。

強い個性を主張している”人参の葉”をてんぷらにするとクセも和らぎ食べやすくなりますが、他に使い道はないかと思っていたら、トマさんが「バジルのペーストと同じようにするといいよ。パンに塗って食べると美味しい!」という話をきいたので、早速人参の葉でジェノベーゼのようなペーストを作ってみました。


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人参の葉(無農薬)・・80g
クルミ・・      50g(松の実でも)
オリーブオイル・・  250〜300cc
ニンニク・・     1〜2かけ
※ジェノベーゼソースのようにパルメザンチーズと塩を入れると食べやすくなると思います。葉は枝の部分を取り除き、柔らかい葉の部分だけを水洗いして、よく水を切っておきます。(松の実がなかったので、クルミを使いました。)

この全ての材料をミキサーにかけるのですが、葉とクルミの量に対してオイルが少ないので、ミキサーがすぐに空回りしてしまいます。少しミキサーを回しては止め、ゴムベラで材料を押し込み、また回しては止めヘラで押し込みを繰り返して、なんとかペースト状になるまでミキサーにかけます。(あまり長い時間回しすぎると、ペーストが熱を持って色がくすんでしまうので注意。)フードプロセッサーでもできますが、ミキサーの方がより細かく粉砕できます。


人参の葉に含まれる有効成分
動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を予防するビタミンEを多く含み、抗発ガン作用や免疫賦活作用のあるβ-タカロテンも含まれています。その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれている。
旬の食材百科より


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塩を効かせた湯でスパゲティーを茹で、お湯を切ったら鍋の中で人参の葉のペーストとパルミジャーノチーズを加え混ぜ合わせ、味をみて塩が必要なら足します。

生ではたべずらい人参の葉ですが、ミキサーにかけてジェノベーゼ風にしてみたらクセもなく美味しい!人参の葉に含まれたビタミンもそのまま食べられるのが嬉しいですね。パンに塗ったり、他にもいろいろ使い道を考えてみたいと思います。(^ ^)






2016.09.14.Wed

ある一日

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この日の気温は9月にしては珍しく30℃超え。

バカンスも終わり街にも人々が戻ってきました。
よく日焼けしたマダムたちを見かけます。
日焼け=別荘で長期バカンス=経済的にゆとりのある証。
小麦色に焼けた肌は、ひとつのステータスになっているようです。














2016.09.12.Mon

フヌイユ :fenouil(英:フェンネル)

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夏から秋にかわる野菜のスープ

夏はトマトをベースに茄子やズッキーニ、ピーマン、インゲン豆を入れた野菜のカレーをよく作るのですが、これから少しずつ秋に近ずくにつれ、秋に収穫する野菜と夏の野菜を混ぜたスープの登場する機会が増えてきます。レモンバジルの葉を散らすとスープの印象がアジアンな感じにガラリと変わって好きです。



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挿絵はbabaちゃまが描かれているわん baba にゃんのフリー素材を
使わせていただいております。
babaちゃま、いつもありがとうございます。(^^)




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新しい植物を庭に植えると、今まで見かけなかった虫も訪れるようになります。今年は大きく成長したフヌイユ (fenouil)(英:フェンネル)の枝に、アゲハチョウの幼虫があちこち居ついていました。
草丈2mにもなるスイートフェンネルは存在感もあり、葉や種の香りも良く花も可愛いので大好きなハーブの一つです。

フェンエンルの葉や枝は魚を丸ごと焼く時にお腹に詰めたり、魚の切り身をホイルに包んで焼く時に、種や葉を一緒に入れて焼いたりしますが、株の丸くなるフローレンスフェンネルは野菜として売られていても、スイートフェンエンルはまず売られていないので(フランス南部に行くと、雑草のようにあちこちに生えているので商品価値がない)ほぼ自分で育てるしかありません。

このスーイートフェンネルには思い出があって、初めて妻の親戚の住む南仏のお宅へお邪魔した時に、乾燥させたものが束になって階段脇の大きな壺に挿してありました。見た目はただの干からびた植物の束でしたが、それがフェンネル独特の素晴らしい香りを周りに漂わせていて、これはいつか自分でもやってみようと思い今では庭のあちこちに植えています。その他の使い方として乾燥させたものを洋風の魚の出汁をとる時や、スープを作る時に一緒に加えたりもします。



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例年だと9月入った途端に気温も下がり秋らしい気候になってくるのが、今年は未だに夏が居座っていて、明日はパリでも33℃の予報です。
真夏のような気温が続いているとは言え、確実に日は短くなっていて、日没するのが毎日4分ずつ早くなっているということです。









2016.09.05.Mon

野鳥を救出

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Mésange bleue (メザンジュ・ブルー)


我が家にはクーラーがないので、夏の間は窓を開けっ放しにすることが多いのですが、稀に野鳥が家の中に迷い込んで来ることがあります。
可愛い小鳥が部屋を自由に出入りすると聞くと、一見のどかな感じもするのですが、家には悪魔が3匹いるので、のんびりしているわけにはいきません。

ネコは目の色を変えて鳥を追いかけ、私と妻はなんとか鳥さんを逃がそうと、ネコと鳥の間をウオサオし家の中は騒然となるわけです。この時は鳥が入ってきたことに猫が気がついていないので写真を撮る余裕がありました。


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troglodyte mignon(トログロディットゥ・ミニョン)

名前にも”ミニョン”(可愛い)とつく、
ヒヨコの半分もない体の大きさで、半端なくカワイイ。(*^^*)

こういう時は鳥もパニックになるようで、
窓から外に出られるということをなかなか分かってくれません。



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以前ジャコウネズミを救出したこともあったのですが
逃がしてあげようとしているのに、手から降りようとしません。

そのほかトンボやチョウチョ、ある時には蜂を捕まえたら逆に口の中を刺されて
七転八倒、痛みのせいでネコが失禁して気絶しちゃいました・・。

あー、田舎で暮らしていると、心休まるときがありません。(苦笑)





2016.09.01.Thu

Légumes moches=醜い野菜

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大きくなりすぎたズッキーニ、曲がったキュウリ、変形したトマトや人参、シミのあるリンゴや洋梨など品質が悪いわけではなく、ただ形がいびつだったり見た目が悪い、箱に収まらないというだけで捨てられてしまう野菜や果物があります。そんな食品の無駄をなくそうと、規格外の野菜をばかりを使って料理を提供するパリのレストランが話題になっています。

SIMONE LEMON(シモーヌ・レモン)←ホームページへ
食事の仕方はビュッフェスタイルで、自分の食べたいものを食べたい分だけお皿に取るので、(どの料理も100g=2.8ユーロ、{約325円})食べ残しも少なくなります。








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大量に生産し、大量に破棄する現代社会のシステムを疑問視する声は広がってきています。しかし、私たち消費者が家庭でできることには限りがあります。無駄をなくすためには少しだけ努力が必要です。

破棄される野菜の無駄をなんとかしたい、そう考えている野菜や果物の生産者、レストラン経営者、そしてお店に来るお客が一つになるという形のレストランがこれから増えれば、私たち消費者がこうしたレストランを利用することで、食品の無駄をなくす運動に参加できる良い一つの例になると思います。





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