
世界各国で働くフランス人にアンケートをとったところ「暮らしにくい街」の第1位が
東京だということが最近の調査で分かったそうです。
次いで第2位がルアンダ(アンゴラ共和国)、3位チューリッヒ(スイス)、4位ジュネーブ(スイス)、5位
横浜(日本)、6位バーゼル(スイス)7位
名古屋(日本)、8位ベルン(スイス)9
大阪(日本)、10位キンシャサ(コンゴ)というようにトップ10に日本の都市が4つも入っているのには驚きました。(スイスの都市も4つ)
フランスの平均家賃が628ユーロ(77,200円)で去年よりも高くなったと昨日のYahooの記事にありましたが、日本の平均家賃が約15万円ということですから二倍の違いがあるようです。でも家賃だけで言えば、他にもニューヨークやロンドン、香港の家賃も相当高いようですし、スイスの物価は日本より何倍も高いと聞きました。日本はスイスより物価は安いのに、フランス人が暮らしにくと感じるのはどうしてなのでしょう。
単にお金の問題だけではなくて、医療や福祉などの社会保障、労働時間、英語が通じない、食品や看板広告など様々な表示のほとんどが日本語、住む家や周りの環境(部屋の大きさ、満員電車での通勤)高速料金、車の維持費、チーズの値段が高い←
冗談のようで本当のことかも(笑)などなど様々なことも、暮らしにくいという結果につながっているのかもしれません。
日本は治安もよくてこんなに便利で暮らしやすい国は他にないと思っていましたが、観光ではなく実際に働いて暮らすとなると、フランス人(外国人)にとってはそう簡単に馴染んでいける国ではないようです。妻は東京で6年半生活したことがありますが、「日本はお金があれば安心して暮らせるけど、無いと楽しめない。どこに行くにもお金がかかる」と言っていたのを思い出しました。少子高齢化が進み、これから外国人労働者の雇用を増やすことが重要視される中、このアンケート結果はどういう意味をもつのか気になるところです。