森の食堂 ア・ラ・カルト

フランスの片田舎で、四季の食材を使った料理を楽しみながら、森の動物とネコ達と暮らす日々を綴ったブログです。

2013.11.08.Fri

食物連鎖の末に・・

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                               14 octobre 2013
先月の雑誌ナショナルジェオグラフィックの記事からです。

この秋、フランスはアルザスという地方の一部で

こんな赤、青、緑色の着いた蜂の巣が見つかりました。

普段ミツバチは足に黄色い花粉をつけて、蜜を集めて廻っていますが、

現実的に考えて青や赤の花の蜜が存在するわけがありません。

ではどうして?実はこれ、m&m'sのコーティングされたチョコレートが原因でした。



私も子供の頃にカブトムシやクワガタを飼って、砂糖水をコットンに含ませたものを

餌代わりに与えた思い出がありますが、蜂もまた花の数が少ない時には、

蜜に代わるものを探し求め、普段とは違う食べ方(食べ物の集め方)になるのだそうです。



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今年のフランスの夏は、猛暑日が続き花が少なかったために、

蜂がこのような行動に出たのではないかということです。


フランスにあるm&m'sの工場からどういう経路でこの色のついたチョコレート、

あるいは糖分を見つけ出したのか詳しいことは書かれていませんでしたが、

この工場付近のミツバチ農場だけに見られる現象だったということで、

原因がわかったものと思われます。

Plain-MMs-Pile_convert_20131108094910.jpg

もちろんこの色の着いたハチミツは、出荷することができないので商品にはなりませんでしたが、

裏をかえせば色が着いていたおかげで、食べずにすんだと言えるのではないでしょうか。



世界にはたくさんの工場があり、その周りで生活する蜂や動物もこのような行動にでている

としたら、思いもよらない物までも人間は気づかないうちに食べてしまっているのかもしれません。


野菜は数百種類の農薬に、家畜は抗生物質で薬漬けにされていることを思うと、

一つ一つの検査結果は安全にしろ、その相乗効果を考えた時に本当に安全な食品はあるのか。



人の汚した環境の中で生きる虫や植物。それを食べる魚や動物達。

本当の食の安全を願うのであれば、地球で暮らすすべての生き物への配慮がなければ

いつまでも訪れる事はないのでしょう。






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