森の食堂 ア・ラ・カルト

フランスの片田舎で、四季の食材を使った料理を楽しみながら、森の動物とネコ達と暮らす日々を綴ったブログです。

2014.05.16.Fri

野草のベニエ  Beignet D'herbe de Printemps

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どなたも小さい頃に、つくしやよもぎを摘みに土手や河原に行った経験があるのではないでしょうか。一種の宝探しと一緒で、茂った草の中からお目当てのものを見つける作業というのは、子供心にとってはとても楽しい作業でした。

そんなことを思いつつ、春になったら一度やってみたいと思っていた、野草のテンプラを作ってみました。上手く揚がった天ぷらの衣がサクサクだとしたら、このベニエ用の衣は『カリカリのサックサク』チップスのように揚がります。
使う材料は小麦粉、コーンスターチ、ベーキングパウダーとビール。使った野草はヘラオオバコ、ボリジの葉、タンポポ、それとホワイトアスパラガスの穂先です。

春に出てくる山菜の天ぷらはどれもほろ苦いように、ヘラオオバコの穂先と、タンポポの葉ホワイトアスパラは、ほどよく苦みを含んでいるので、こういった天ぷらには最適ですね。もちろん日本に住んでいる方は、わざわざこんなものを使う必要はないのですが、近くの野草を摘んで揚げてみるというのも楽しいと思います。

もちろん普通の天ぷらの衣として、野菜や魚を揚げても大丈夫です。(水分の多いものは時間が経つと、若干サクサク感はなくなります)


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左からタンポポ、ボリジ、ヘラオオバコ
 
 <ベニエ衣の材料>
薄力粉・・・       40g
コーンスターチ・・・   40g
ベーキングパウダー・・  小さじ1弱
ビール・・・       100cc

ピュアオリーブオイル、その他植物油を1対1もしくは2対1。 海塩


ヘラオオバコの穂先、タンポポの葉は摘んだらよく水で洗ってペーパータオルでよく水を切っておきます。衣は揚げる直前に、薄力粉、コーンスターチ、ベーキングパウダーをボウルに入れ、ホイッパーでよくかき混ぜたら冷やしたビールを注ぎ、ザックリ混ぜます。



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ヘラオオバコ Plantain
茎は食べずに穂先だけ食べます。ちょっぴりほろ苦い味です


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ボリジ Bourrache
生で葉を食べると、キューリのような味が
花は食用花として有名ですね

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タンポポ Pissenlit
若い葉を使った方がよろしいかと。

よく洗った葉を衣にくぐらせて揚げると、すぐにプクっと膨らんで、色が付く頃には衣の中は空洞になって、歯ごたえよくカリカリに揚がります。よく油をきって、ペーパーナフキンの上に置いて熱いうちに塩をふります。

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以前、タンポポサラダをこのブログでも作りましたが、野生のタンポポは生で食べると苦みがあります。料理ができる間のちょっとした前菜にいいかなと思います。
この衣は作ったら使いきることをお薦めします。何時間も経つとプクッと膨らみません。また、揚げたものも翌日には固くなってしまうので、作りすぎないようにした方がよろしいかと。

野草を食べるといっても、実際食べるのはほとんど衣とオイルなので、揚げる油は綺麗なもので、できればピュアオリーブオイルを植物油(ひまわりやキャノーラ油など)でわった方がいいと思います。今回は私自身が作ってみたかった、という野草の天ぷらでした。





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