森の食堂 ア・ラ・カルト

フランスの片田舎で、四季の食材を使った料理を楽しみながら、森の動物とネコ達と暮らす日々を綴ったブログです。

2014.11.24.Mon

まるで危機感のない私たち

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今のこの時代に環境問題に関心がない人はいないと思います。大気汚染や森林破壊による地球の温暖化。私たちが近代的な生活を営むことが原因でもたらされたことは明白です。
そういった人間の都合の良い生活環境が生んだ裏側で、野生動物が減少の一途をたどっています。

ル・フィガロという新聞の9月下旬の記事に、『50年前から現在に至までに、この世に存在する半分の野生の生き物がいなくなった』ということが書いてありました。 
参考 LE FIGARO


これはどういうことかと言うと、1970年から2014年の間に湖、河川、海、大陸の全てに生息する人間以外の野生動物(脊椎動物)の数が52%減少したということです。

前回調べたレポートでは、1970年から2008年の46年間の間には28%が減少したとされていました。この4年間の間に22%増というのはあまりにも多すぎるようですが、現在は生物の数を正確に数える技術が進歩したことで、これだけの違いがでたのだそうです。


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グラフにも書いてある通り最も減少した生物というのが、淡水に生きる魚(Eau douce)で76%減。次に海の魚(Marin)と大陸に住む生き物(Terrestre)が同じ数字の39%減ということです。

多い順に地域別に分けると南アメリカが83%減、アジアが67%減、ヨーロッパ30%、北アメリカ20%、アフリカ19%になっています。

それに反して現在の世界の人口が70億人と1961年から比べると二倍以上に増えています。

乱獲とは鳥獣や魚類の野生動物、および自然環境にある植物などの生物を、後先考えずに無闇に大量捕獲すること。

現在地球の資源は借金状態にあると言われているそうです。自然の中に存在するものには、再生する能力が備えられているにも関わらず、その再生する能力が消費に追いついていかず、私たちは子供や孫、はたまたその子供達にとっておくべき資源を、食いつぶしている状態だということになります。

参考 
アース・オーバーシュート・デー




近年、日本人の食生活に関係のあるうなぎやマグロの数が減少していることは、日本人ならば誰でも知っていると思います。
これは単に食べ物だけの話ではなくて、生態系の破壊にも繋がっています。

知っていながら、心のどこかではどこか現実ではない他の世界で起こっているような、そうは言いつつもなんとかなるのではないかという感覚に落ちている。


商売になるから、人々が望むからと獲り続け、食べ続けたことが原因で、ある種の魚は絶滅の危機に貧し、野菜は季節をとわず一年中同じ野菜が店頭に並び、世界で作られる穀物は、世界の人口のおよそ2倍が生きられる量が作られているにも関わらず、先進国が消費する肉になる牛や豚、ニワトリを育てるために、その60%が餌として使われ、挙げ句の果てにそれらの食材(肉、魚、野菜)は、食べられるものでさえ大量に捨てられている。


現代社会は、あまりにも食材(資源)への尊敬の念が足りな過ぎる


5分で分かる食料問題




無知ほど怖いものはない。悪いと知っていて変わろうとしない事ほど愚かなことはない。

私たちは本当に次の世代の子達に、良い世界を残そうと努力しいているのか。まず今考えて、私たちにでも出来る事は何なのか・・。



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