森の食堂 ア・ラ・カルト

フランスの片田舎で、四季の食材を使った料理を楽しみながら、森の動物とネコ達と暮らす日々を綴ったブログです。

2014.12.13.Sat

価値観を得るということ

提携農家さんから野菜をいただくようになって約5ヶ月が過ぎました。夏には山ほど来るズッキーニやトマトをどうやって消費しようかと戦っていましたが、さすがに最近では量も夏の2/3から半分くらいになって、ホッとひと息ついています。

最近では夏野菜の代わりに、ポロ葱、人参、ジャガイモ、かぼちゃ、カブ等、それと日本ではあまりおなじみでない野菜(根セロリ、黒ラディッシュ、コールラビ、パネその他)をいただくようになりました。
やっぱりこの季節、「煮物」や「汁物」醤油や味噌の味のする温かいものが食べたくなってきます。^-^

農場をひとりで切り盛りしている30代の若い青年トマさんは(Thomas Roche)、日本の野菜作りにも挑戦していて、かぼちゃ(日本種)、大根、白菜、水菜、加茂茄子、赤カブなども時々いただくこともあります。


以前も一度言いましたが、毎週もらえる野菜の種類は生産者のトマさんが考えて決めてくれるので、何がくるか分からないのですが、有機野菜一回分ひとカゴのお値段が18ユーロ(約2,500円)は決して高くありません。むしろスーパーで買うより安いくらいです。

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野菜をいただくと言っても、実際には毎週水曜日にこちらから、農家の畑まで野菜を取りに行きます。

そしてその野菜をもらう人達が(約80家族)当番制で交代に、夕方早めに畑まで行って野菜の仕分けをすることになっています。
私にはできませんが、時には時間のある人が実際畑でトマさんと一緒に収穫をしたり、その他雑用を手伝うこともあります。

そんな野菜を生産する人との付き合いが直にできるようになって、何が変わったかというと、やはり一つ一つの野菜を大事にする意識が高まったことかもしれません。

何よりトマさんの持つ野菜に対する情熱を感じる事ができますし、野菜を作る苦労を聞く事もできます。自分たちが生産者のお手伝いをすることで、同じ野菜でもお店に並べられた商品を買うだけでは得られない「高い価値観」を得られることができました。
これは自分で野菜を作ることで生まれる野菜に対する愛情に似ていると思います。


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多くの都会暮らしの人が、農家まで足を運んで野菜を取りに行く時間がないという現実を考えると、こういった環境で野菜を貰えるということは、とても贅沢なことなのかもしれません。

しかし、物に溢れインターネットを使ってクリック一つで物が買う事ができるようになっていく現代の生活の中で、このお金では買えない生産者と消費者のつながりこそ、忘れてはいけない大事なことなのではないかと思ったりします。



それとこういった野菜の買い方は、パックやビニール袋に入れることもしませんし、調理する時に出た野菜の屑はコンポストにするので、ゴミ箱に捨てるゴミが一切でないのは、良い事だと思います。

ボルドーで100%包装なしの食料品店が今年誕生しました。そんなゴミのことについても、今度また考えてみたいと思います。




世間知らずのおじさんのたわごとと、聞き流して下さい・・。(o-_-o)






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