2012.12.24.Mon
Quiche aux poireaux-長ネギのキッシュ-

キッシュの作り方についてリクエストをいただいたので、今日は作ってみたいと思います。
市場にもキッシュがありました。いつ頃からでしょうかキッシュを日本でも見かけるようになったのは。
私が学生の頃は”ドリア”がおしゃれな喫茶店のメニューでした。バターライスとホワイトソースの組み合わせなんて、非常に驚きでした。
まずパイ生地です。私があえて説明するまでもないのですが、私なりのやり方を一応あげておきます。
必要ない方はここは飛ばして下さい。
タルト生地にもパート・ブリゼ、シュクレ、サブレ、フイユテ等色々あって、それぞれ人によっても使う材料が少しずつ違いがあります。キッシュは塩味のタルトなので、ここはパート・ブリゼです。

薄力粉・・・ 200g
バター・・・ 150g
牛乳又は水・・・ 50cc
塩・・・ ひとつまみ
(バターは無塩がいいのですが、もしなくて有塩バターを使う場合は、塩ひとつまみは入れないで下さい)

バターは1cm角くらいのダイスに切って冷やしておきます。
大きめのボールに小麦粉、塩、冷蔵庫で冷やしたバターを入れ指の先でつまむように混ぜていきます。
スケッパーなどを使って混ぜてもいいです。

すり合わせるような感じでしょうか。
地味に少しずつですが、だんだんサラサラになっていきます。

夏場だとバターがすぐに溶けてくるので注意が必要ですが、冬だと簡単にできると思います。

牛乳(又は水)を粉にふりかけ、指先又はスケッパーで軽く混ぜていきますが、ここで混ぜすぎないように。
粘りがでるとグルテンのせいで、焼き上がりにサクサクな生地ができません。
ボロボロな状態になってきたらそこで止めて下さい。
お菓子のクランブルを作るような感じですね。

木べらやホイッパーでペタペタ混ぜてしまうのはNGです。まあ、それでもいいんですけど、サクサクッ♫みたいなのがいいですからね。

ここで厚さ1.5~2cmくらいの円形に伸ばしておくと、次に麺棒で伸ばしていく作業が簡単です。

冷蔵庫に入れて生地を落ち着かせます。
余裕があれば生地は前日に作っておいた方がいいと思います。
から焼きする場合などは、すぐにのばして焼くと縮みが激しいですので、グルテンを落ち着かせるために少し冷蔵庫で休ませた方がいいです。

写真のようにラップを広げ生地の下に敷いたまま伸ばすと、生地が台にくっつくこともなく楽に生地の向きを変えられます。

この分量で27cmのタルト型まで作れます。
次に中身です。
キッシュにも色々あって、ベーコンと生クリームだけのキッシュ、長ネギを入れたもの、野菜をたくさん入れたもの、スモークサーモンを入れたもの、ブルーチーズを入れたものと様々です。

今回は長ネギでやってみましたが、他に玉葱、ほうれん草、キノコ、ブロッコリー、パプリカなど季節の野菜を使ってもいいと思います。ここで使った長ネギですが、日本のものよりちょっと固めのポワローという長ネギです。日本のネギの方が良い意味で水っぽいでしょうか。ポワローのキッシュはフランスでもかなりポピュラーなキッシュです。
材料 27cmのタルト型で
ポワロー(長ネギ)・・・ 400g
ベーコン(ブロック)・・・ 200g
マッシュルーム・・・ 10〜15個
生クリーム(できれば動物性)・・300cc
全卵・・・ 3個
卵黄・・・ 1個
ナツメグ・・・ 少々
塩、胡椒
ポワロー(長ネギ)・・・ 400g
ベーコン(ブロック)・・・ 200g
マッシュルーム・・・ 10〜15個
生クリーム(できれば動物性)・・300cc
全卵・・・ 3個
卵黄・・・ 1個
ナツメグ・・・ 少々
塩、胡椒

ブロックがなければスライスされたものでもかまいません。その場合1cmくらいの幅で切って下さい。

私が使ったこの大きなポワローで2本半くらいですから、日本の長ネギでしたら3〜4本でしょうか?
玉葱と長ネギを半分ずつにするのも良いかもしれません。
マッシュルームは縦にスライスします。

テフロンのフライパンなら油をひく必要はありません。

ここで塩をひとつまみふりかけて下さい。
徐々に炒まってきたら火を弱くし、量が半分になるくらいまで、じっくり炒めます。

写真を撮り忘れてしまったのですが、炒めている間に、ここでタルトのクリームを用意しておきます。
ボウルに卵を割り入れ、ホイッパーでほぐし生クリームを加えて軽く塩、胡椒、それとナツメグ少々をふりよく混ぜておきます。
ベーコンにも塩味がありネギにも塩をふってあるので、入れ過ぎに注意して下さい。

冷蔵庫から伸ばした生地を取り出し、炒めたベーコンとネギを型にまんべんなく敷き詰めます。

180℃で30〜35分、きれいな焼き色がついたら出来上がりです。

ちょっと型からだすのは難しいですけど。

もしパルメザンチーズやブルーチーズを入れる場合はクリームを作る時にいっしょに混ぜ合わせますが、その時は塩は入れないで(控えめにして)下さい。
私は植物性の生クリームで作ったことがないので何とも言えませんが、やはり牛乳から作った動物性の生クリームの方が良いかと思われます。ホイップクリーム用の生クリームだと焼く時に分離してしまうかもしれません。
チーズ味が好きな方は、エメンタールやグリュイエールチーズをパラパラとタルトの上にかけて焼いてもいいです。
ブルーチーズを入れる場合は、150gのブルーチーズを細かく刻んでクリームに、又パルメザンチーズを50g程入れると美味しくなります。

今日のねこ・・

今日は13℃と暖か。。
ありがとうございます(*^_^*)/
夕べ帰ってきました。
八幡平の山荘はネット環境がないので
レシピのお礼が遅くなってしまい、すみません。
お忙しいのにキッシュのレシピありがとうございます^^
とても美味しそうな美しいキッシュに感動です♪
パイ生地はいつも市販のもので
簡単に済ませていたのですが
面倒くさがらずにパイ生地からしっかり作りたいと思います。
(この辺で味に差が出るんでしょうね・・・)
yoyoさんみたいに本格的には出来ないかもしれませんが
このページをプリントアウトしてお正月、八幡平で作りたいと思ってます♪
ありがとうございました♪
素敵なクリスマスを過ごしてくださいね♪