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森の食堂 ア・ラ・カルト

フランスの片田舎で、四季の食材を使った料理を楽しみながら、森の動物とネコ達と暮らす日々を綴ったブログです。

2019.08.06.Tue

フイーンヌ= la fouine


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写真はおかりしたものです


私の家は雑木林に隣接するようにあるので、いろいろな動物がやってくるのですが、最近はフイーンヌ=fouineという、日本で言うオコジョをよく見かけるようになりました。この辺りにはずっと以前から生息している動物ですが、夜行性ということもあり、実際に姿を目にすることはほとんどありませんでした。

夜9時を過ぎ、あたりが薄暗くなってくる頃、フランスで言う「犬とオオカミの間(どちらか見分けるのが難しくなった夕暮れ時)」に、垣根の中からカサコソと音がします。何か動物がいるというのは、気配でわかったのですが、しばらく音のする方を見ていると、一匹の小さな生き物が、ぴょんぴょんと跳ねながら現れてきました。毛の色は茶色にグレーがかっていて体長が2〜30cmくらい、首の周りに白い模様があります。一瞬リスかと思ったのですが、これはフイーンヌだなとすぐに見当がつきました。
クエッチ(プルーンのようなもの)の木に近づき、スルスルと上へ登って行きます。登りつめるとクエッチのついた枝を手で引き寄せて、熟れた実を食べ始めました。

フイーンヌは見た目がぬいぐるみのように可愛いのとは裏腹に、雑食性で気性が荒く、ときには鶏をも襲うこともあるそうです。屋根裏に住み着いてしまうと、あちこちを荒らし回っては糞尿を撒き散らし、夜中に騒音を立てるので、こちらでは嫌われ者的な存在になっています。

ただ、我が家の屋根裏に住み着いた形跡はないので、ハリネズミのために置いてあった木箱の中に住んでいるのか、外に置かれた薪の間にでも巣を作っているのかもしれません。人からは害獣扱いされていますが、ご覧の通りなんとも愛嬌のある小さな生き物です。
これも夏の夜の楽しみの一つと思って、虫の音を聞きながら、今夜もフイーンヌが現れるのを待つことにします。






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