
一昨日Yahoo(仏)に出ていたやせ細ったシロクマの写真。
日本にお住まいの方もご承知のように、最近フランスで話題のニュースと言えば、難民の受け入れについてでしょうか。ここ数年フランスだけでなくヨーロッパ全体で、移民による犯罪が増加してきているだけに、どの国も難民の受け入れに消極的だったのが、溺死した小さな男の子の写真をきっかけに、どの国も受け入れ枠を増やして積極的に難民を受け入れる方向に向かっています。
日本では局地的な豪雨で各地で大きな被害が出たみたいですね。東北の地震のときの津波の様子をみているようでとても驚きました。
こうして二つのニュースをみて見ると、戦争と天災との違いはあるものの、どちらも住む家を失ってしまったという共通点があります。ある日突然、家と財産を失くしてしまう日が来るなど考えたことすらありません。被災された方が一日も早く人間らしい生活を取り戻せますよう願うばかりです。
日本やフランスに住んでいる限り戦争による「難民」になる可能性は低いかもしれませんが、ある日突然災害によって住む場所を追われ「避難民」になる可能性はどこに住んでいてもあるのかななどと考えてしまいました。特に日本は地震が怖いですね。
話がシロクマの写真になるのですが、子育ての時期にシロクマが痩せてしまうのは、自然界では時々みられるということです。しかし、ここまで激やせしてしまうのはマレだとか。
何故ここまで野生のシロクマが痩せ細ってしまったのかというと、温暖化のせいでこのシロクマの生息していた場所の氷が解けてしまい、主に餌にしているアザラシを捕まえることができなくなってしまったのではなかということです。
(地表に上がっているアザラシは、動きも緩慢なのでシロクマにも捕まえることができるが、海の中を泳ぐアザラシはシロクマも捕まえることができない。どこかの清涼飲料水のCMにあるような、のんびりジュースを飲んでなごんでいるシロクマ家族の姿に騙されてはいけません、事はもっと深刻なようです。)
地球が温暖化に向かっているのは紛れもない事実で、「将来それによって起こる激しい環境の変化で、住む場所を追われる『環境難民』は、戦争による難民よりも遥かに大規模で深刻な問題となるだろう」と一昨日あたりにフランスの大統領が、難民問題のスピーチの中で話していました。
アメリカもオーストラリアも1万数千人の難民を受け入るという、前向きな姿勢を見せているので、日本はどうなっているのか気になるところですが、安倍首相は今の所なにも言っていないようですね。調べてみると、昨年の日本の難民認定数は5000人の申請者に対して、認定されたのがたったの11人だけだそうです。
11人って・・野球チームでも作るつもりだったのかな〜? (ノω=;)