森の食堂 ア・ラ・カルト

フランスの片田舎で、四季の食材を使った料理を楽しみながら、森の動物とネコ達と暮らす日々を綴ったブログです。

パリ

2014.10.22.Wed

パリ郊外の建築

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先日義母の住むパリ郊外に行ったので、ぐるりと家の周りを散歩して写真に収めてきました。
新しいアパートではなく、ちょっと古い味のあるアパートや家を撮ってきましたが、独特な石で作られている建物があります。

この石はピエール・ムリエール(Pierre Meulière)と言われるもので、調べてみると1900〜1930年代に多く使われた石で、もともとパリの周りでたくさんとれた石らしく、石臼”ムール”(Meules )の材料として使われていたと言うことです。

身近にあった材料で家を作るという、とても道理にかなった家作りだったということですね。フランスの昔の家はこういった石造りの家がとても多くて、地方によって採れる石で作るので、黒い石で作られた家はくろっぽく、やはりフランスにお住まいのタヌ子さんのブログでは赤い石で作られた家もあって、そういった建築はとても興味深いですね。




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この石、ぱっと見た感じ軽石のように気泡のような穴が空いていますけど、普通に重い石です。

この右の写真は石臼にする途中まで加工されて、結局使われなかったもののようです。面白いですね。




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こんなポストカードもありました。機械ではなく左に置かれた棒で転がしていたのでしょうか・・しかし、重そう〜(写真はお借りしたものです)



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この石を使った建物、そういわれてみれば、パリの中というよりパリ郊外でよく見かけます。



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これなどは、二階までの部分と三、四階部分の使われた材料が違いますね。上部分は後の時代に付け足しさたものだと思います。
初めて見た当初は、この石の建物はあまり好きではありませんでしたけど、こうやってみるといい感じですね♪



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後の時代に作られたアパートだと思われますが、最近綺麗にされたのでしょう。ピカピカです。
左に見える建物は近代のアパートですが、スタイルがパリの中でよく見られるアパートを真似たものです。



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これも下の部分は新しいので、外壁だけ作り直されたのかもしれません。



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これなど、最近作られたものですね。下にレストランがありますが、二階の人は毎日食べ物の匂いがするんでしょうね。良い様な悪いようなですけど。

お気づきになった方もいるかもしれません、洗濯ものがありません。パリでは洗濯ものを外に干すことが禁止されているんです。この場所はパリからちょっとだけ外れたところなのですが、やっぱり洗濯物を外に干す人はいないようです。

だいたい主にシャワールームなどに干すらしいですが、日本人の感覚ですと乾かないだろうと思うところですが、湿気が少ないのでちゃんと乾きます。ちょっと驚きですね〜。

古いアパートは全てお湯を使った暖房が備わっています。以前は石炭でお湯を沸かしていたそうですが、もちろん今はガスや石油。新しいアパートはキッチンも暖房も全て電気です。

古い建物は内装にも凝ったものもあるんですけど、いつか紹介できるでしょうか〜。たぶんないでしょう・・。アパート”石”情報でした。^0^





2014.10.08.Wed

パリを走る電気自動車

パリにはどこでも借りられて、どこでも乗り捨てることができるレンタル自転車(決められた駐輪場はあります)があり、それもだいぶ人々の間に浸透してきましたが、それと同じようにどこでも借りられ、乗り捨てできる電気自動車があります。

オトリーブ(Autolib')というのですが、このシステムもこの12月で3年が経ちます。そこそこ街を走っている様子からすると、叙じょに利用者も増えてきているのではないでしょうか。


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新規登録するにも初めてその場で借りるのにも、全て機会で自動で行えるので、とてもお手軽です。妻も時々使っています。

このチャージする電気コードを外してから、目的地に着いて差し込むまでの時間の料金が、計算される仕組みになっていて、支払い方法は、登録する時にカード番号を教えてあるので、使い終わった時点で、自動的に引き下ろされる仕組みになっていています。


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一回の走行で250km走行可能、最高速度130km、30分おきに料金がかかるシステムになっていて、最初に登録する時に1年契約にするか、1日だけにするかで料金はかわりますが、だいたい30分で5ユーロから9ユーロ(690円〜1,250円)くらいということです。
スマホでの予約やステイションの車の飽き情報も確認できるということなので、使い慣れてくれば車のない人にとって、便利な交通手段になってくれるのかもしれませんね。





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車の外見は、いつみてもだいたいキチャナイ・・(笑) 車をピカピカに磨き上げている人には、ちょっと乗るのに抵抗があるかもしれませんが、世界に先駆けた環境に優しいEV車の都会での使用と言うという点で、多目にみても良いのではないかと言う気がします。



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ステイションで乗車する人間の確認できると、鍵が空いてのることができます。電気コードが付いていない時間を料金として計算されますから、勝ってにどこでも放置してしまうと、いつまでも料金がかかってしまうので、皆さんきちんと返すようです。

クリーンなイメージの電気自動車ではありますが、原発依存率80%と、フランスは作る電気のほとんどを原子力発電所に依存しています。


世界に走る全ての車が、電気に代わる日がくるのか・・。まだこの地球に石油が残っている以上、その道のりは平坦ではないのかもしれません。





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ほぅ〜・・いくら電気でもね、獣医さんと車だけは好きになれないのよね・・






2014.10.01.Wed

PARIS (2)

フランスに観光に来れば、パリを観光するのは当然ですが、地方に足を伸ばすオプショナルツアーで人気があるのが、モンサンミッシェルです。今まで来た私の家族や友達の半分以上が、モンサンミッシェルに行っていますが、私はまだ一度も訪れたことはありません・・。

パリから日帰りのバスツアーで行くのですが、往復で700km、片道5時間以上もかかるので、狭いバスに揺られての旅は、かなり疲れるということです。片道350km、東京ー名古屋と同じだと考えると、バスで日帰りするにはちょっと厳しい距離かもしれませんね。
このツアーに必ずと言っていい程付いているのが、昼食に出る名物のオムレツですが、塩味の泡立てた卵という感じで、正直わたしは日本人の口には合わないと思います。ツアーに行った人も皆口を揃えて「一度たべたら、もういいかな・・」というちょっと消極的な感想。


昨日に引き続き、パリで目に留まった写真です。ぜひイマジネーションを膨らませてご覧下さい。



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メトロの駅




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サンドイッチ屋さんの店先。
観光客が多いときは、ここも一杯に。






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自動現金引出機
外に設置されていて、24時間いつでも引き落とせます。





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この日は薬屋さんのストライキで、パリの90%の薬屋さんが閉店。

薬屋さんと関係ない落書き『テレビを消して、空を見なさい』
↑ちょっと良い事言ってる?




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お土産やさんにて。






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今は閉まっている、古い銭湯。珍しいです。





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こんな感じでしょうか。小一時間よく知っている界隈をぐるっと一周してカメラに収めてみました。こうして見て見ると、やはりどこをとっても日本と違う場所の写真だとすぐ分かります。
裏を返せばフランス人の目からみると、
それだけ日本が個性的ということになるのでしょうか。

今年の秋はだいぶ暖かいみたいです。
街と田舎では昼に気温差は8〜10℃ありました。
気持ちのいい秋晴れの一日でした。







2014.09.30.Tue

PARIS (1)

15日間のイタリア、フランス旅行を終えて、今朝甥っ子夫婦も日本へ旅立ちました。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、長い休みが終わりに近づき甥っ子もちょっと寂しそうにしていました。

私たち夫婦だけでパリ観光をすることはありませんが、日本から人が訪れて一緒に回るのも楽しいものです。やはりパリは素晴らしい所だと思います。

普段観光客が訪れる場所というのは、日本でもテレビや写真でも紹介されていますので、ちょっと目先を変えて普段私でも写真を撮らないような所をあえて収めてみました。

観光客の視点というより、普段目につく街の風景です。



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野菜はほとんどが計り売り。
いちいちパックに包まない分、ゴミは少なくてすむのでは。





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公園の中での約束事。犬を散歩させてはいけません。
(ワンコがウンコをしても拾わない人がいますので)
自転車で入ってはいけません。
鳥や鳩に餌をあげてはいけません。
アルコール(飲み物)を飲んではいけません。



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15年前には自転車をこんな風に街中に停めることはありませんでした。
すぐに盗まれてしまうので。(^-^;)




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基本的に自転車は車と同じ扱いで、歩道を走ることはできません。
ここを走ってね、という印。
でも多くの人が守らない・・





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ゴミ箱。




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パリのアパートは二重のゲートあり。
まずコード番号を押して入ります。
17番地





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中華や寿司のテイクアウト。
この手のお店は割と繁盛しています。




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向こうに見えるちっこい車は街の清掃車
ワンコのリード無しはごく普通な感じ。






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レンタル自転車。あちこちにあって、
お金を払って借りれば好きな所で乗り捨て可能。

車の利用を少しでも減らそうという目的の自転車です。
利用者も大分増えたように思います。





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日本文化会館。






15区のごく一部の写真です。場所によって街の特色も様々なので、全てがこういう雰囲気ではありません。
昔から住んでいるフランス人、北アフリカから移り住んだ人、肌の黒いアフリカ系、インド系、太平洋の島々から来た人、
その他ヨーロッパから来た人、中国系、その他アジアの人とたくさんの人種が入り交じる国。
肌の色も様々で、その民族によって生活のリズムや宗教も違います。

この十数年の暮らす人の変化をみていると、フランスもまだまだこれから先変わり続けるのではないかという気がしています。

続きます・・





2014.04.03.Thu

鼻の都は臭かった・・

今日は料理を扱っているブログということは忘れて、「森の食堂アラカルト」ではなく「森の食堂・廁はこちら♪」食事中の方、想像力が豊かな方は注意してご覧になって下さい。


何年か前に『香水』というフランスが舞台になっている小説を読んだのですが、その本の中に「18世紀のパリはずいぶんと臭う・・」というよな描写のされかたをしていました。この小説は2006年に『パヒューム ある人殺しの物語』というタイトルで映画化されたので、ご存知の方もいらっしゃると思います。

以前、犬の落とし物のことを少し記事にしましたが、一時期パリの公園はワンコの落とし物がいっぱいで、臭くて近づきたくない時もありました。
しかし、15〜18世紀のパリはそんなものの比ではないほど、悪臭に満ちあふれていたようです。


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当時はまだパリも下水道の設備が充実していなかったため、家庭から出される生ゴミや汚物で、道の溝がすぐに詰まり街はいつも腐った肉や魚の臭いで溢れていたそうです。
アパートの上の住人は、下まで汚物(糞尿)持って運ぶのが面倒なために、窓から外に投げ捨てることも、しごく当たり前のことだったとか。

また、馬車が重要な移動手段だったために、パリにいた数万等にも及ぶ馬達の糞尿で街中は悪臭に満ちていたようです。
通りの真ん中は道の両端より低くなっていて、雨が降った時に汚れがその中央に集まるようになっていました。(下写真)

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ヨーロッパに旅行に来た方は、こんな通りを見かけた事があるかもしれません。わたしは単に雨水を流すためにあるのかと思ってましたが、そういう理由もあったんですね。


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また貴婦人達が汚物で服を汚さないようにするために通りを渡す、”渡し屋”という背中に人をおぶって道を渡す、専門の仕事をする人もいたそうです。どんだけ汚れてたの・・。

ハイヒールは、汚物のぬかるみでドレスの裾を汚さないため考え出されたものだとか。

参考→『ヨーロッパのトイレ事情』  『かつてパリは臭かった』




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この写真はセーヌ川に生活ゴミを捨てている様子。

日付が書いてありますが、1910年セーヌ川が氾濫した年に写されたもの。
20世紀になっても普通にゴミをそのまま川に捨てていたというのですから、川からの臭いも相当あったのでしょうね。

この写真ついでに。地震や台風などの自然災害の少ないパリですが、実は唯一定期的にセーヌ川が氾濫して、川付近の広い範囲で6m~8mの床上浸水の被害にあっています。

私が調べて分かったもので、1658年、 1740年、1802年、1876年、そしてこの写真の1910年1月におきたもの、というように定期的におきているのですが、実はこの100年間は起こっていないので、いつおきても不思議ではないと言われていています。

しかし,パリは美術品の宝の山ですから、今までも被害にあわなかったのかなぁと。オルセーやルーブル美術館はセーヌ川のすぐ側ですからね。

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話が飛びましたが、このアンティークな椅子。ルイ15世の愛人だった、ポンパドール婦人が愛用していた椅子だそうです。マダムポンパドール⬇

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Madame de Pompadour


で、この椅子の正体がこちら、ドン⬇
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la Chaise percée トイレ椅子

アパートで用を足した後に、それを窓から投げていたのですから、街が臭うのも当然ですね。
話はパリだけではなく、ロンドンでも汚物を窓から捨てるところを見つかると、4シリングの罰金という法律までできていたそうですから、ヨーロッパだけではなく世界でもこういった話はあちこちあるのでしょう。
 



臭いものには蓋をしろ・・現代社会はさらに危険な『汚れ』に満ちあふれてる気がします。








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